美肌を保つためには普段から注意しておきたいお肌の保湿。脱毛に通っているときは特に注意が必要です。
脱毛サロンの初回カウンセリングではほぼ必ず保湿の重要性を伝えられます。脱毛中に肌が乾燥してしまうといろいろなトラブルを招くからです。
今回の記事では、脱毛をすると乾燥してしまう理由と、脱毛前に肌が乾燥していたら脱毛を断られる理由について解説します。
脱毛をすると肌がカサカサになってしまう？
脱毛サロンの光脱毛でもクリニックのレーザー脱毛でも、脱毛をした後は乾燥します。その原因は主に2つです。
1つ目は、毛が生える細分（毛根下部にある細胞）の働きを弱めるため毛穴の活動が弱くなってしまうからです。毛穴の活動が鈍ると、皮脂や汗が少なくなりますから、肌は乾燥してしまいます。
2つ目は、高熱をあてるからです。光脱毛もレーザー脱毛も光やレーザーをあてて施術を行いますが、この時肌には高熱を当てていることになります。温度が高い光をあてると、光があたった場所の水分が失われてしまうのです。
これが、脱毛をすると乾燥してしまう理由です。
脱毛後の肌のケアはどうすればよいの？
脱毛をした後の肌の乾燥を防ぐには、脱毛に行く前および脱毛に行った後の保湿が重要です。脱毛に通っている期間はスキンケアの中でも保湿を強化してあげましょう。保湿力の高いローションを塗ってからクリームを塗ると良いです。高い化粧品を使う必要はないので、手間をかけてあげることが大切です。
乾燥による肌トラブルってどんなものがあるの？
脱毛した場所が乾燥してしまうと発生するトラブルの代表としてはかゆみがあります。肌のカサカサやかゆみの多くは乾燥が原因です。乾燥してかゆくなってしまったらできるだけ掻かないように注意して、肌の負担を減らしつつ保湿をしてあげましょう。
敏感肌用の刺激の少ない化粧品や、皮膚科でもらえるヒルドイドなどを塗ると改善されますよ。
また、乾燥している場所が目に見えて分かると見た目も美しくありません。しっかり保湿をして美肌を目指しましょう。
脱毛前に肌が乾燥していると脱毛を断られるケースも……
脱毛前に乾燥している個所が見つかると、その部分には光やレーザーを当ててもらえない可能性があります。基準はサロンやクリニックの担当者や規定により判断は異なりますが、ひどく乾燥していると脱毛はできない施設がほとんどです。
乾燥していると脱毛を受けることができない理由は次の通りです。
痛みや熱さを感じやすくなるから
脱毛サロンやクリニックでは、肌の状態がよければ痛みを感じにくいのですが、乾燥していると肌が敏感になり、痛みを感じやすくなります。保湿している肌であれば痛くない施術も、乾燥していたら痛みを感じやすいのです。脱毛を行う際には肌の表面が高温になるので乾いた肌であれば刺激を感じやすくなってしまいます。
肌トラブルの危険性が高まるから
乾燥している肌は潤っている肌よりも肌のバリア機能が低下しています。この状態で外部からの刺激を受けると肌が敏感になりやすいのです。脱毛は光やレーザーなどの特殊な光を肌に当てていますので、炎症や火傷などのトラブルが起こる可能性はゼロではありません。できるだけ潤った健康な肌状態で施術を受けるようにしましょう。
日常生活でこれはNG。乾燥肌の原因
肌を乾燥させないためには日頃からお肌を気にかけてあげなければなりません。次の項目に注意しましょう。
クリームをつけていない
化粧水を塗った後はクリームをつけましょう。乳液やクリームで蓋をしないと水分が蒸発してしまいます。ニベアのようなコスパの良いクリームでも良いので丁寧に塗りましょう。
洗浄力が強いボディーソープを使っている
洗浄力が強いボディーソープや洗顔は、必要な油分もすべて落としてしまいます。できるだけ肌に優しい、敏感肌用のものを使いましょう。
自己処理の方法が悪い
カミソリや毛抜きをつかった自己処理は、肌に強い刺激を与えます。肌への刺激は乾燥の原因です。自己処理はどんな方法でも肌への負担がかかりますが、脱毛前にできる自己処理で一番肌への負担が少ないのはシェーバーです。
生活習慣の乱れ
睡眠や食事のバランスが乱れると肌トラブルを起こします。ホルモンと栄養のバランスを整えて乾燥しない肌作りを行いましょう。
保湿をしっかりして脱毛に臨みましょう
脱毛をする前後は特に保湿に力を入れましょう。最近は機械が発展してきて脱毛も肌に優しくなってきました。しかし、まだまだ脱毛とは肌へダメージを与える行為です。もちろん、自己処理を続けるよりは脱毛の施術を受けた方がトータルのダメージは少なくなりますが一時的に肌へのダメージは増えます。
保湿をしっかりしていれば回避できる負担もありますので、しっかり保湿をして施術を受けるようにしましょう。