多くの女性が悩んでいるムダ毛。さらに、最近では男性でもムダ毛処理をしている人が増えていて、ムダ毛は、男女問わず悩みの種になってきています。
ムダ毛の自己処理は肌に負担をかけてしまうし、サロンやクリニックに通ったらお金がかかる……。頭の毛はハゲてしまうことがあるのに、ムダ毛はハゲないのだろうか。
いっそ、ムダ毛がハゲてくれたらいいのに！と、考えたことがある人もいるはず。
今回の記事では、円形脱毛症で髪の毛が抜けてしまうように、ストレスでムダ毛が抜けてくれることはあるのかについて解説します。
どうしておこる？円形脱毛症
ストレスでハゲた！というこきによく聞くワードである円形脱毛症。円形脱毛症とはどのようなことが原因でおこるのかを、お話します。
実は、ストレスだけが原因ではないのです。ムダ毛が抜けるのかの前に、円形脱毛症の原因について知っておきましょう。
ストレスまたは原因不明
円形脱毛症の発症要因としては、精神的なストレスという説はが多く出回っています。
精神的なストレスをうけると、交感神経が活発になって、体温があがったり、心肺機能が高くなったりします。このとき、ストレスを強く長く受けてしまうと、血管の収縮の作用により、頭部へ循環する血流が悪くなり、毛根へ栄養が行き届かなくなってしまうことが考えられます。
これにより、毛根が栄養不足になってしまうため、ストレスで円形脱毛症ができるといわれているのです。
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自己免疫疾患やアトピー、アレルギー
円形脱毛症は、橋本病、リウマチ、重症筋無力症、などの自己免疫疾患と併発しているケースがよくみられます。免疫系にあるTリンパ球は、異物を攻撃して私たちの体を守ってくれる細胞なのですが、免疫系が正常に働かない状態では、私たちの体に悪影響を及ぼすのです。
その悪影響の1つとして、Tリンパ球が毛根の細胞を異物と間違えて攻撃してしまっているのではないかと考えられていますが、なぜ免疫系疾患が円形脱毛症へとつながるのか、原因ははっきりと解明されていません。
また、円形脱毛症で病院を訪れる人には、アトピーやアレルギーを持っている人が多いといわれています。
妊娠・出産
妊娠から出産にかけて、女性の体の中のホルモンバランスは、普段とは全く異なった働きをします。その結果、毛が多くなったり、抜けてしまったりということがおこるのです。
出産により円形脱毛症になる人は、女性ホルモンのバランスが乱れることが原因となっていることが多いのですが、場合によっては育児の忙しさによるストレスであるケースもあるので、原因の特定は非常に難しい時期といえます。
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円形脱毛症のようにムダ毛が抜けることはあり得る
円形脱毛症のようにムダ毛が抜けることは、あり得ることです。自己免疫疾患のように毛根を攻撃してしまっても、ストレスで血流が乱れて毛根に栄養がいかないことも、妊娠・出産でホルモンが乱れて毛が抜けることも、ムダ毛には起こりえないとはいえないからです。
ただし、これらは『タダで脱毛できた！』『うらやましい！』などということではありませんよね。
できればストレスは受けるべきではないですし、自己免疫疾患になってしまっては、専門店な治療が必要です。妊娠・出産も、女性にとっては命をかけた大変な仕事ですから、原因不明の脱毛のためにやるようなことではありません。
円形脱毛症のように毛が抜けることを狙うより、脱毛サロンやクリニックで処理してしまうほうが良いといえるでしょう。
毛のサイクルはとっても繊細！何もしてないのに抜けたら嬉しいだけではないかも？
ムダ毛が勝手に抜けた場合、頭に円形脱毛症ができたように、もしかしたら病気にかかっていたり、知らぬ間にストレスを受けている可能性があります。毛が抜けただけではなく、他にも体の異常があるようでしたら、病院を受診したほうが良いケースの場合もあるかもしれません。
先ほどあげた以外にも、食事内容や睡眠サイクルが変わっただけで、体毛が濃くなったり薄くなったりすることも考えられます。一概に病気かも、ストレスかも、とはいえませんので、毛が抜けた以外に気になることが無い場合、『ラッキー♪』くらいで放置しておいても良いケースもありますから、極度に不安がる必要はありませんよ。
まとめ｜ムダ毛と円形脱毛症
ムダ毛が、円形脱毛症のように抜けていくことは、十分に考えられます。ただし、その原因は疾患であったり、ストレスであったり、妊娠・出産であったり、体に負担が重くのしかかっている印でもあるので、喜べるものではありません。
ムダ毛が抜けたときに、健康について他にも気になることがあるのなら、専門の病院を受診してみても良いでしょう。ただし、毛というのは成長とともに生え方が変わるように、生活習慣によっても変化する可能性がありますから、過剰に心配する必要はあまりないといえるでしょう。