みなさん、アンダーヘアはなぜくるくるしているのか、知っていますか。髪の毛が直毛である人や、体毛が薄い人であっても、アンダーヘアが細くてストレートという人はあまりいないのではないでしょうか。
今回の記事では、アンダーヘアがくるくるしているのかについてお話します。
アンダーヘアのくるくるの正体は?
さっそく、アンダーヘアがくるくるしている原因についてみていきましょう。
遺伝的に、生えてくるときからくるくるしている
私たちの毛は、皮膚よりもはるかに奥のほうで作られています。髪の毛をつくるところは、もちろん、皮膚の下の部分なので、その部分の形によって、まっすぐになったり、くるくるになったりします。
毛は、その皮膚の奥のほうで細胞分裂や酵素が働くことで、たんぱく質から作られていて、たんぱく質の性質よりも、もともとの製造する部分の形に依存する部分が大きいです。
この、毛を製造するところの形は、遺伝による影響が大きく、毛がくるくるしている親からは毛がくるくるした子が生まれます。
つまり、今、ムダ毛で悩んでいる日本人の多くの毛がくるくるしているわけですから、親も、祖父母も、その上の代もくるくるしていたと考えられますね。
くるくるに作られている理由は、フェロモンを出すため?
アンダーヘアの毛がくるくるしている理由は、はっきりと解明されているわけではありませんが、いくつかの説があります。そのうちの1つが、フェロモンを出すため。
まっすぐの毛よりも縮れた毛のほうが、毛の表面先が大きくなりますよね。私たち人間も、もともとは野生動物のような暮らしをしていましたから、オスとメスが出会わなければ子孫繁栄はできませんでした。
現代では悩みの元であるデリケートなニオイも、もともとはフェロモン。そのニオイを出して異性を引き付ける意味合いが、くるくるの毛にあったといわれています。
今となっては、とても無駄な機能ですね……。
くるくるしたアンダーヘアで異物の混入を防いでいた?
鼻毛やまつ毛は、外部からの異物混入を防ぐ意味合いで生えています。毛がくるくるであれば、まっすぐよりも、外部からの異物混入を防ぐことができますよね。
私たち人間も、もともとは下着や服を身に着けていませんでした。何も身に着けていなければ、当然虫やゴミ、細菌が侵入しかねません。毛は、バリアの役割をしていたのです。
特に女性の場合は、アンダーヘアの奥に子供を宿す大切なところをもっています。そのため、くるくるのアンダーヘアで子供を守っていたとも考えられますね。
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現代人にはくるくるのアンダーヘアは必要ない?
人間の進化の過程で、必要であるからこそ進化してくるくるになったと考えられるアンダーヘア。かつては、私たち人間が繫栄するために、フェロモンを出したり、外部からの異物混入を防いだり、重要な役割をしていたことは説明しましたが、現代人にはあまり必要がないですね。
外部から異物混入を防ぐために、毛を頼っている人はいませんよね。私たちは清潔な下着を身に着けていれば、その心配はまったくありません。
また、アンダーヘア付近のニオイも、現代では悩みの種。かつてはフェロモンだったかもしれませんが、できるだけ無臭の状態を保ちたいですよね。
よって、現代人にはくるくるなアンダーヘアは必要ないと考えられるでしょう。
脱毛しないといけない?現代人のアンダーヘア
VIOのラインを整えたり、減らしたりしたい場合は、自己処理よりもサロンやクリニックでプロの施術を受けましょう。デリケートゾーンは繊細なうえに見えにくい場所。刃物を使って自分で処理をした結果、傷をつけてしまっては大変です。
また、毛を抜いたり、脱毛したりすることに対するハードルが高い場合は、トリートメントで整えるところから始めると、くるくるがなくなり、清潔に保ちやすくなるでしょう。普通のトリートメントでも良いのですが、現在では専用のトリートメントも販売されていますので、候補にあげてみてはいかがでしょうか。もちろん、普通のトリートメントを使ってみて違和感があれば使用しないほうが良いです。
毛質がふわふわになるだけでも、手触りがよくなり、下着へのおさまりが良くなりますから、初心者の方におすすめです。
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まとめ|アンダーヘアがくるくるな理由
アンダーヘアがくるくるな理由は、私たちの祖先の進化とともにくるくるになり、遺伝的に現代人にも伝わっていると考えられます。くるくるな方が都合がよかった理由としては、フェロモンを出したり、外部からの異物混入を防ぐ目的が考えられましたが、現代ではどちらも必要のないことです。
現代では、フェロモンではなくニオイとして悩みの種になってしまいますし、清潔な下着をつけていれば、外部からの刺激に対しても体を守ることができますよね。
アンダーヘアを自己処理する場合は、自分での処理はおすすめできませんが、初心者の人はトリートメントを使えば、くるくるは回避できるでしょう。