脱毛中に火傷してしまった時の対処法&予防方法

家事の最中などにも起きやすい火傷は身近な怪我の1つでもありますが、脱毛でも高熱の光やレーザーの照射により火傷をするリスクは十分に考えられます。
脱毛中に火傷が起きてしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか?
今回は正しい火傷の対処法や予防方法についてご紹介していきます。

こんな火傷が見つかったらすぐに対処!

脱毛サロンやクリニックでは厳重な注意を払って施術を行いますが、肌のコンディションや照射力の関係で肌トラブルを起こすこともあります。
肌トラブルの中には少し痛みを感じる程度で、それが火傷だと気付かないケースも珍しくありません。
火傷は適切な対処を行わないと、状態が変化して傷跡が残ってしまう可能性があります。
少しの痛みでも油断ならないので、まずは脱毛による火傷の特徴をしっかり理解していきましょう。

・肌に薄いピンク、赤みがある
脱毛した部位が薄いピンク、もしくは赤みが出ている状態ヒリヒリとした痛みはありませんか?
数時間や1日で治まれば軽い炎症ですが、その状態が2~3日続く場合は軽度の火傷を負っている可能性があります。

・ミミズ腫れや蕁麻疹が発生
脱毛後にかゆみと一緒にミミズ腫れになったり、蕁麻疹が発生したりした場合も軽度の火傷が疑われます。
光アレルギーであれば、脱毛の光でアレルギー反応を起こしている可能性も考えられるでしょう。

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・水ぶくれが発生
水ぶくれができ、痛みがあれば中度の火傷と判断できます。
中度の場合、傷口からウイルスや細菌が侵入しやすいので注意しましょう。
傷が浅ければ1~2週間程度で治りますが、深い場合は1ヶ月以上かかる可能性もあります。

いずれかの症状がみられた場合は火傷の可能性があるので、早いうちに病院へ行きましょう。
火傷か判断が難しい場合も病院での診察で正しく判断してもらうのが望ましいです。

火傷の正しい対処方法を知ろう

火傷が疑われる場合は早期に病院へ行くことが大切ですが、その前に応急処置を施しましょう。
応急処置をしないと炎症が悪化する恐れがあるので、正しい対処方法を知ることが大切です。
火傷をしたら水道水で患部を冷却してください。
冷却には炎症の進行を遅くし、痛みを和らげる効果があります。
ここで注意したいのが水の掛け方です。
患部へ直接水をかけると逆に痛いので、患部周辺に水をかけることがポイントとなります。
水のかけ方は流水だけではなく、水を容器に張って冷やす方法でも構いません。
冷やす時間は火照りが引くまでなので、15~30分程が目安となるでしょう。
凍傷のリスクがあるので氷や保冷材を直接当てる冷却は止めてください。
正しく冷却しても痛みが引かない場合は、できるだけ早く病院で診てもらいましょう。

傷跡のケア&予防方法

火傷の傷跡が残ってしまう場合は、正しいケアを行わないと色素沈着や皮膚が厚くなる可能性があります。
火傷の予防方法と合わせて傷跡のケアもチェックしてきましょう。

・紫外線対策をする
傷跡の色素沈着、火傷の予防のどちらでも紫外線対策は必須です。
紫外線が当たることで傷口が黒ずんでしまいます。
また、日焼けした肌はメラニン色素が強く、光やレーザーが過剰に反応しやすく火傷を負う恐れがあるので、脱毛前後の日焼けはNGです。

日焼けは禁物?脱毛と日焼けの関係

日焼けをした場合は火傷のリスクを回避するために、脱毛を避けましょう。
一度黒ずむと改善しにくいので、肌の露出を避けたり日焼け止めを塗ったりして徹底的に対策してください。

・ビタミンCでケア
色素沈着や日焼けはメラニンが関わっており、ビタミンCにはメラニン増加を抑える働きがあります。
食事やサプリメントで補うことで、色素沈着と火傷予防につながるのです。
美白効果の高いビタミンC誘導体が含まれる化粧品でのケアも良いでしょう。

・ただれや皮が厚くなったら専門医療機関へ
火傷により肌がただれたり、皮が厚く硬くなったりすることがあります。
これらは自然治癒が難しいので、専門のクリニックなどで治療していくことが大切です。

・照射テストは必須
サロンやクリニックによって使用する脱毛器は異なり、全てが合うとは限りません。
肌質や毛質により相性もあるので、早く脱毛したい気持ちを少し抑え、初回カウンセリングで必ずテスト照射を受けてください。
照射から1週間程度経っても何もない場合は、相性が良いと考えられるので本格的に始めても大丈夫でしょう。

火傷の放置や患部をつぶすのは避けよう!

脱毛直後は火傷をしているのか判断が難しく、後から火傷と気付くケースは多いです。
ただ赤みがあるだけですぐに治るだろうと自己判断してしまうと、応急処置や治療が遅れて炎症を悪化させる恐れがあります。
なので、肌に何かしらの異常が見つかったら自己判断での放置はやめましょう。
また、症状の進行を抑えるために市販の火傷薬を使う人も多いですが、適しや薬品でないとこれも悪化を進める可能性があります。
火傷は自分では気づけないほど損傷が深い場合もあるので、自己判断はせずに必ず病院へ行きましょう。
水ぶくれができていると表面の肌だけではなく、火傷の炎症が真皮層まで進んでいる証拠です。
肌を保護するためのリンパ液が詰まっているので、気になるからとむやみに潰してしまうと、回復力を低下させる恐れがあるので、潰さないようにしましょう。
潰した傷口からウイルスや細菌が侵入して炎症が治りにくくなるので、病院で正しい治療を受けることが大切です。

軽い火傷であっても症状が悪化するかは対処によって左右されるので、正しく応急処置を行い病院で治療をしましょう。
日焼けは火傷発生の可能性を高めるので、紫外線予防やあらかじめテスト照射をすることも大切です。
火傷のリスクに理解を持ち、万が一に対処できるように対処と予防方法を頭に入れておきましょう。

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