もじゃもじゃのアンダーヘアを自己処理で整える人がみられますが、チクチクとした肌触りが嫌と思う人も多いようです。
また、しっかり処理をしても下着から突き出して見えているということもあります。
自己処理でアンダーヘアをきれいに整えたのであれば、ヒートカッターの出番です。
今回はVIOの自己処理で便利なヒートカッターの使い方をご紹介していきます。
ヒートカッターを使うメリット・デメリット
ヒートカッターは熱線が内蔵されたコームで、焼き切ってアンダーヘアの長さを調節できる脱毛アイテムです。
ただ切るだけならハサミが簡単ですが、ヒートカッターを使うことでハサミ以上にきれいな仕上がりになります。
使い方の前にヒートカッターを使うメリットとデメリットから理解していきましょう。
【メリット】
・チクチク感や下着からのはみ出しを防止
ハサミでアンダーヘアをカットすると、断面が鋭く尖ってしまいます。
尖った毛がチクチク感の原因であり、処理後に痒みや不快感となる恐れがあるのです。
また、先が細いので下着の繊維に貫通しやすく、生地表面から黒い毛がポツポツ見えてしまうでしょう。
人に見られる機会はほとんどありませんが、もし見られた時は少し恥ずかしいので避けたいものです。
ヒートカッターは毛を焼き切ってしまうため、断面が鋭く尖るのではなく、溶けたせいで丸みのある毛先になります。
毛先が丸くなったことでチクチク感も和らぎ、下着に貫通してはみ出すということも防げるのです。
・安い、長く使える
熱を使うカッターだと高額なイメージもあるでしょう。
値段はメーカーごとに異なりますが、だいたいは2千円から3千円代で返るのでお手頃です。
通常のカミソリは刃の劣化で切れ味が悪くなるため、定期的に交換が必要となります。
しかし、ヒートカッターは熱線の断線や本体の故障がない限り使い続けることが可能です。
熱線の故障が気になる場合は、交換用カートリッジがある商品を選びましょう。
【デメリット】
・根元から切れない
ヒートカッターはカミソリのように肌に当てて処理することはできません。
熱線が内蔵されたコームは厚みがあり、その厚み以上に短く切ることができないので、根元からきれいに処理することは難しいです。
使用する時は毛をつまみ、真っ直ぐ伸ばした状態でカットするので短い毛だと切りにくくなります。
・やけどのリスク
コームで熱線が保護されていますが、肌に近付けすぎると熱でやけどを負う可能性もあります。
アンダーヘア周辺の肌はとてもデリケートなので傷が残りやすいです。
やけどが起きないように1cm以上は肌から離してください。
⇒肌を傷めないシェービング方法は?脱毛前のシェービング範囲まで完全解説
ヒートカッターの基本的な使い方
ヒートカッターの使い方はメーカーや商品によって異なるので、使う前に必ず説明書で使い方を確認してください。
それでは、ヒートカッターできれいに切る基本的な使い方をご紹介していきます。
・アンダーヘアを清潔に
ヒートカッターを使う前にアンダーヘアやVIOを洗ってきれいにします。
汚れや雑菌が多いので、安全に処理するためには大切な手順です。
処理のタイミングは入浴後が適切ですが、赤ちゃん用のおしり拭きを使って清潔にするのも良いでしょう。
・少量をつまんで切る
たくさんの毛を切ろうとすると切りにくいにで、10本ぐらいの少量をつまみ、コームに当ててカットしてください。
毛は軽く引っ張ると切りやすく、コームは軽く押し当てるのがポイントです。
少量での処理は長さがバラバラになるので、自然な仕上がりになるメリットもあります。
・お腹にかけて短め、割れ目の下は2cmから3cmの長さが自然
毛の長さは割れ目の下が2cmから3cmだと正面から見ても自然な見た目になります。
より自然に仕上げるには、割れ目からお腹に向かって少しずつ短くしていくことがポイントです。
・処理の後は保湿が大切
カットによる処理でも肌の保湿は欠かせません。
処理後に化粧水やワセリンで保湿すると、毛による肌の摩擦を緩和することができます。
摩擦が緩和されればチクチクとした痒みや刺激を軽減可能です。
市販の顔用の化粧水や乳液・クリームでも構いませんが、デリケートな部分なのでVライン専用の保湿剤があると安心でしょう。
ヒートカッターを使う際の注意点
手軽で安全性の高いヒートカッターですが、正しく使用しないと事故や故障につながります。
使う際の注意点も確認しておきましょう。
・毛を乾かす
始めにアンダーヘアを清潔にしましが、濡れたままの使用はやめましょう。
濡れた状態だとうまく焼き切れず、きれいに処理できません。
・湿度の高い場所での使用、保管
ヒートカッターは電池など電気で熱を発生させており、もともと水場で使うものではないので防水設計もされていません。
お風呂場での使用や湿気の多い場所での保管は故障の原因となるので注意しましょう。
水場での使用は故障だけではなく、感電の危険性もあります。
・肌に近付けすぎない
コームが肌に触れると熱でやけどをする可能性があります。
安全に処理するためにも、肌から最低でも1cm離して使用しましょう。
アンダーヘアのチクチク感を軽減して処理したい場合は、手触りから見た目もきれいに仕上がるヒートカッターの使用がおすすめです。
使い方を間違えると仕上がりも悪くなり、事故や故障のリスクもあるので説明書どおりに正しく使いましょう。