毛を剃る、抜く、除毛する、脱毛サロンやクリニックでケアする、といった方法以外にも、ムダ毛処理として『脱色』というものがあります。
ムダ毛を無くすのではなく、色をつけて目立たなくする方法です。
今回の記事では、ムダ毛の脱色をする正しい方法と、学生さんが手を出しがちな誤った脱色方法について解説していきます。脱色を行う際は、正しい方法で脱色してくださいね。
ムダ毛の脱色って何?どうやるの?
ムダ毛の脱色とは、文字通りムダ毛の色を抜いて目立たなくする方法です。除毛クリームとは異なりますので、除毛ができるわけではありません。色を変えて目立たなくする、毛染めと同じ意味です。
まずは脱色剤選びから
脱色をするときは、まずは脱色剤を選びましょう。脱色剤はドラッグストアや通販で簡単に購入できます。商品によって、置き時間や使用できる部位が異なりますので、自分にあった脱色剤を選んでください。
最近は、敏感肌用の脱色剤も販売されていますから、肌が弱くて諦めていたひとも、一度試してみてはいかがでしょうか。
お風呂やシャワーで体を清潔に
脱色する前は、必ず脱色部位を清潔にしてください。脱色したい部位に汚れや油がたまっていると、脱色剤の定着を邪魔してしまい、うまく脱色できないことがあります。先端は脱色できたのに、根本は黒い……となっては、残念な仕上がりになってしまいますよね。
パッチテストを行う
脱色クリームには、パッチテストがついています。できるだけ見えない部位(アレルギー反応が出ても生活に影響が少ない部位)を選んでパッチテストを行ってください。肌トラブルを起こすリスクを軽減することができます
脱色したい部位に塗布する
パッチテストを行ったら、いよいよ脱色スタートです。説明書を読みながら、脱色したい部位に薬剤を塗りましょう。手で触れてはいけない製品には、ヘラが付属しているものもありますから、手で塗るのではなく、説明書を忠実に守りましょう。
厚みは2ミリ程度、毛が全て隠れる、埋もれるくらい塗ってください。
説明書通りの時間放置する
説明書にある時間通り放置します。製品によりますが、だいたい5分程度です。
ぬるま湯で洗い流す
放置したら脱色クリームを洗い流します。刺激の少ないぬるま湯で洗い流すと良いでしょう。
脱色部位のケアをする
脱色ができたら、脱色部位のケアも忘れずに行いましょう。肌にダメージを与えてしまっていることになりますから、特に保湿は入念にしてくださいね。
中高生はご注意を!間違った脱色方法はNG
脱色は、脱色剤を使って行ってください。かつて流行した、間違った脱毛方法をしないように気を付けてくださいね。特に現在の50代、40代が学生の頃は、脱色についての危険な方法が流行していました。お金のない学生さんは、果敢にチャレンジしていたようです。
現代も、中高生のみなさんは、大学生や社会人のようにお金がありませんから、安く間違った脱色をしようとしてしまわないよう、気を付けてください。
間違った脱色その1:オキシドール
オキシドールを塗布して行う脱色です。オキシドールは、過酸化水素水のことで、薬局で販売しており、漂白や殺菌効果を持っています。
漂白作用を持っていますから、私たちの黒い髪の毛やムダ毛の色を抜く効果も持っています。しかし、オキシドールは薬品なので、使い方を間違えると危険です。
皮膚の皮がボロボロになったり、毛がごわごわになったりというトラブルが当時から相次いでいた方法なので、間違ってもオキシドールで脱色をしてはいけません。
間違った脱色その2:ビール
ビールには、炭酸が含まれていますので、炭酸と紫外線を反応させて脱色するという方法もあります。数回行っただけではあまり変化しないため、なんどもビールをつけて日光に浴びる必要があり、非常に手間がかかります。
もちろん、当時から髪の毛に良い影響はありませんし、肌に良いともいえません。さらに、紫外線にさらされるので、肌を傷めつけることになってしまいます。
脱色より除毛がいい?
脱色は、肌に薬剤を塗布して、色をかえます。一方、除毛は、肌に薬剤を塗布して、ムダ毛をなくす方法です。どちらも体を清潔にし、薬剤を塗り、流してから肌のケアをするという流れで行うムダ毛処理です。
脱色は、色を変えるだけですが、除毛は毛そのものを無くす方法です。しかも、安いものを選べば、薬剤の価格にも、大きな差はありません。
よほどこだわりが強いわけでないのなら、脱色よりも除毛のほうが、綺麗にムダ毛を処理できるでしょう。
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まとめ|ムダ毛の脱色
脱色は、必ず脱色剤を使って、説明書通りに脱色してください。肌トラブルを防ぐためにもパッチテストは必ず行いましょう。使用後は肌の保湿やケアを忘れずに。
かつて流行したオキシドールやビールを使う方法は、トラブルの原因となることがありますから、行わないように気を付けてくださいね。また、脱色も除毛も似た手順でできますから、こだわりがない場合は除毛にしたほうが、表面のムダ毛をなくすることができるでしょう。
また、脱色してもしばらくたって新しく生えてくる毛は黒い毛です。一時的にムダ毛を目立たなくできても新しい毛が生えてくれば染め続けなければなりません。自己処理の面倒から解放される方法は、脱毛サロンやクリニックに通って脱毛する以外ありません。これを機に、脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。